ココナラなどのサイトを見ていると、ヒーリングのサービスに「体感がありました」というご感想が寄せられているのをよく見かけます。あなたも見かけたことはないでしょうか?
事実、ヒーリングを受ける際に体感があったかどうかを重視する方は一定数います。そういった方々は「体感があった=ヒーリングがちゃんと為された」「体感がなかった=ヒーリングが為されなかった」と判断する傾向があるようです。
しかし、実際のところは、体感があったかどうかとヒーリングが為されたかどうかは必ずしも一致しません。この記事では、これがどういうことかをお話ししていきます。
エネルギー的な働きかけを感じ取れるところまで感性が育っているか?
そのように言える理由は、「ヒーリングを受ける人の感性が、エネルギー的な働きかけを感じ取れるところまで育っているとは限らないから」です。現時点では、エネルギー的な働きかけを感じられるほどに感性が育っている人の方が少ないかもしれません。
そして、現時点でエネルギーを感じることができない人が何も感じられなかったからといって、エネルギー的な働きかけがされなかったとは言い切れません。味覚を感じられない人が「この食べ物は味がしないから、元々これは味が無い食べ物なんだ」と言ったとしたら、「それはおかしい」と思うのではないでしょうか。これと同じです。
何も感じられなかったからと言って、ヒーリングが為されなかったとは必ずしも言えないのです。
低めの波動の方が体感として感じ取りやすい
エネルギーを体感として感じるということについては、エネルギーの高低も関連します。
物理的な音では、高めの周波数の音は聞き取りにくく、低めの周波数の音は身体に響いて分かりやすいですよね。エネルギーもこれと同じで、高めの波動は感じ取りにくく、低めの波動だと体感を伴って感じ取りやすいという性質があります。そして、高めの波動まで感じ取れるようになるためには、大抵は訓練を必要とします。
ですので、日頃から高めの波動に親しんでいない人だと、高めの波動を送られても「何も感じなかった(=低めの波動に伴うような体感がなかった)ので、何も送られていない」とつい判断してしまうということが起きます。また、日頃から高めの波動に親しんでいる人であっても、自分が親しんでいるよりもさらに高めの波動を送られると「よく分からなかった」と感じてしまうこともよくあります。
(※誤解のないように書いておくと、ここでの「高め」「低め」という表現は相対的なものであり、「一般的には高波動と言えるが、高波動という括りの中では低めの波動」というものもあります。ですので、体感があったからといって絶対的な意味合いでの「低波動」を送られたとも限りません。)
このように、体感が伴うかどうかには、送られるエネルギーの波動の高低も関連しているのです。素朴な体感だけを重視する方は、こういった事情を見落としているかもしれません。
まとめ
こうした事情を踏まえると、ヒーリングを受ける際には、体感があったかどうかだけを効果の判断基準にしない方が得策でしょう。
エネルギーを感じることに日頃から慣れ親しんでいるのでなければ、体感だけで判断してしまうのはなおのことお勧めできません。
体感があったかどうかだけでヒーリングが為されたかどうかを判断するよりは、
- 日常生活における変化
- ヒーラーの側からのフィードバック
などに注目して判断した方が妥当かと思います。
ヒーリングをお受けになる際の参考になれば幸いです。