遺伝・過去生・集合意識etc.の「目に見えないもの」を扱うワークで気をつけたいこと

目次

はじめに:シータヒーリングで扱う領域は今世に限らない

シータヒーリングでは、私たちが持っている思考を

  • 思考の核のレベル(今世で形成された思考)
  • 遺伝的レベル(先祖から受け継いだ思考)
  • 歴史的レベル(過去生・集合意識・遺伝子の深層などに由来する思考)
  • 魂のレベル(いわば、その人の存在そのものに深く影響している思考)

の4つに区分して捉えます。

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注:歴史的レベルには、物体の残留思念に触れることによって入り込んだ思考など、上記以外にも様々な由来の思考が入っていることがあります。なので、他の3つのレベルに区分できないものが歴史的レベルに入っている、と捉えた方が実情に即しているようです

シータヒーリングの代名詞(?)として「ビリーフワーク(思考への働きかけ)」がありますが、これは、上記の4つのレベルすべてを働きかけの対象としています。

ということは、シータヒーリングで扱う領域は、必ずしも今世だけに限らないわけですね。

通常のカウンセリングと違って、先祖や過去生etc.といった「目には見えないもの」の領域を扱うことができるという点に、シータヒーリング(を始めとする、思考への超感覚的アプローチ)の強みがあると言えるのではないでしょうか。

「目には見えない」ものの領域を扱うリスク

ところが、目には見えないものの領域を扱うことができるということは、同時に、リスクを抱えることにつながります。

リスク1:事実とは異なった妄想を持ち出してしまうリスク

第1に、事実とは異なった妄想を持ち出してしまうリスクです。

「過去生で○○という体験をした」「宇宙人から××という働きかけを受けている」といったことは、もちろん事実であることもありますが、事実ではないこともあります。

「目には見えないから確かめようがない」ということを良いことに、事実ではないことをあたかも事実であるように取り上げてしまうリスクがあるのですね。

事実とは異なった妄想にアプローチしても、効果が薄いのは道理ではないでしょうか。

リスク2:本来の問題から目をそらすリスク

第2に、先祖や過去生etc.の目に見えない要素が、本当の問題から目をそらすための「煙幕」になってしまい得るというリスクです。

例えば、シータヒーリングの創始者であるヴァイアナ・スタイバルは、書籍『応用シータヒーリング』で次のように書いています。

ヴァイアナ「何への働きかけをしたいですか?」
女性「私は、自分がヒーラーであることを恐れています。私は、それが過去生からのものではないかと思います」

このたぐいの発言は、性的虐待、または何らかの類の虐待の結果でもありうることを、あなたはわかっていなくてはなりません。今生でそれに対処したくないがために、その問題が過去生からのものであるふりをしようとします。それが過去生からのものであるという可能性はありますが、もし、このように発言するのであれば、おそらく、それは今生で生じているものでしょう。

書籍『応用シータヒーリング』169頁)

このケースのクライアントは、今生での問題に取り組みたくないという動機で、「私は、それが過去生からのものではないかと思います」という発言をしているようです。

つまり、過去生の話は、本当の問題に取り組むことを避けるためのいわば「煙幕」として持ち出されているのですね。

これは、クライアントの側に限った話ではありません。

クライアントに対してうまく働きかけができない時に、プラクティショナーが先祖や過去生などの目には見えないものを持ち出してきて、「ここに原因があるようですよ」とお茶を濁してしまうこともあり得ます。

自覚的にお茶を濁すプラクティショナーはいないと思いますが、「働きかけがうまく進まない」「セッション時間が後少ししかなくて焦っている」などの理由で、無自覚的にこうしたお茶の濁し方をしてしまっていないかは気をつけていたいところです。

本当だったとしても煙幕になってしまいうる

ここで挙げたリスクは、先祖や過去生etc.に関する話が本当に事実に即していた場合にも生じ得ます。

確かに、イシューが先祖や過去生などに由来するケースは存在しますし、先祖や過去生などを観ていくことが有効なケースは多々あります。

ですが、

「なあんだ、ぜんぶ先祖/過去生/集合意識/宇宙人etc.が悪かったんだ。自分は何も悪くない。むしろ自分は被害者だったんだ」

とクライアントが思ってしまうと、「現在生じている問題は現在の自分が第1希望として望んだ結果である」という本質的なポイントから外れていってしまう可能性があります。

なので、こうした場合は

「先祖/過去生/集合意識etc.などに由来するとしても、現在の自分がその思考(思考に限らず、呪いでも誓いでもなんでも)を第1希望として抱えているのはなぜか? そのメリットは何か? そこから学ぼうとしていることは何か?」

と、フォーカスを“現在“に引き戻すことがしばしば有効です。

(もっとも、フォーカスを現在に引き戻すアプローチが全てのケースで必須とも限りません。基本通り「どうやってセッションを進めるかは創造主に逐一確認する」というのが肝要です)

まとめ

まとめると、

プラクティショナーとしては、

  • 先祖や過去生などの「目に見えないもの」をお客様が持ち出した場合は、それが単なる妄想かどうか、本来の問題から目をそらそうとしていないかどうかに注意する
  • しばしば、先祖や過去生などの話だけで終わらせるのでなく、「現在のお客様自身が第1希望として選択している」という観点にフォーカスを引き戻すことが有効

ということを覚えておくとワークしやすいかと思います。

お客様の側でも、

問題が先祖や過去生などの「目に見えないもの」に由来することはあるが、その問題を望んで抱えているのは現在の自分自身である(≒現在の自分自身にメリットや学びがある)

ということを念頭に置いておくと、セッションをお受けになる際にスムーズかと。

ご参考になりましたら幸いです。

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