エンティティたちと対話することの恩恵

シータヒーリングを使うと、天使・アセンデッドマスター・死者の霊・法則など、各種エンティティたち(ここでは「創造主以外の存在たち」という意味で用いています)と会話することができます。

しかし同時に、「エンティティたちはそれぞれ独自の意見を持っているから、エンティティたちの言ってくることが創造主の把握する最高の真実とズレていないか確認するように」とも教わります。

こうした事情もあってか、「それなら最初から創造主とだけ対話すればいいのでは?」「わざわざエンティティたちと対話する必要はない」と考える人たちもいるようです。そして、創造主と対話する練習はたくさん行っても、エンティティたちと対話することは普段しないという人たちは少なくないようです。

筆者個人の意見として、これはもったいないと思います。なぜなら、エンティティたちと対話することには恩恵もあるからです。

目次

対話の目的は「真実を伝えること」だけではない

まずはシータヒーリングからいったん離れて、誰かと対話する時に行われていることを振り返ってみましょう。

私たちが誰かと対話する時、真実を伝えることだけが行われているわけではありません。「自分はこう思う」「いや、自分はそうは思わない」というように議論したり、「それはもっとこうした方がいいと思うよ」とアドバイスしたり、慰めや励ましの言葉をかけたり、ふざけてジョークを言い合ったり……と、真実を伝える以上のことを行っているはずです。

真実を伝えること以外の要素を対話から排除していけば、私たちの対話は無味乾燥なものになってしまいます。そして、様々な意見を聞くからこそ生まれる視野の広がりや、慰めや励ましの言葉をかけてもらったことによる安堵感など、対話することで得られる様々な豊かさを手放すことにもなります。

超感覚を用いた対話においても、これと同じことが言えます。

創造主は純粋な真実を教えてくれます。「客観的な真実そのものを知りたい」という目的に対しては、創造主とのチャネリングはこの上なく適しています。「それなら創造主とだけ対話していれば十分だ」と考えるのは(そう考えるのも自由なのですが)早計です。なぜなら、上で見たように、対話することの意義は真実を伝えることだけに限らないからです。

創造主は純粋な真実を教えてくれますが、裏を返せば、創造主は純粋な真実以外のものを伝えてはくれません。それはつまり、「客観的な真実を知りたい」という目的以外で対話する相手としては、創造主は適さない時もあるということです。「客観的な真実を知りたい」という目的以外で対話するならば、むしろエンティティたちの方が適していることがあるのです。

エンティティたちの意見を聞く方が役に立つケース

例えば、「創造主から客観的な真実を聞くよりも、むしろエンティティたちから独自の意見を聞いた方が有益」というケースがあります。

旅行を例に挙げて説明してみましょう。「この夏どこに旅行に行ったらいい?」と創造主に聞いても、「自分の行きたいところに行けばいい」という客観的な真実だけを伝えてくるでしょう。「それが真実なのは分かっているけど、知りたいのは別にそういうことじゃない」と思いませんか?(もちろん、条件をもっと指定してうまく質問すれば創造主から具体的な答えが返ってきますが)

それよりは、独断や偏見がある程度入っていたとしても、旅行のエキスパートから「それならフランスに行くのがいいですよ、なぜなら〜」とアドバイスしてもらった方がよっぽど有益ではないでしょうか。

もちろん、別のエキスパートに聞けば「今はむしろドイツの方がおすすめです、なぜなら〜」と異なった意見が返ってくるかもしれません。それぞれの意見が異なるからといって、「どちらも創造主のように客観的な真実を答えてくれていないから役立たずだ!」と憤慨することはしないはずです。むしろ、「フランスとドイツね、どちらもまだ行ったことはないし、気になるからもう少し情報を集めてみようかな」と思いを膨らませていくきっかけになるのではないでしょうか。そして、こうしてあれこれ迷いならプランニングしていくこと自体を旅行の楽しみとして捉える人もいます。

このような例では、客観的な真実を知ることよりも、(客観的な真実からは大なり小なりズレているのだとしても)独自の意見を聞くことの方がむしろ役に立つかもしれません。

エンティティとの対話もこれと同じです。創造主からは「自分のしたいことをしたらいい」という客観的な真実しか返ってこないことであっても、天使やアセンデッドマスターであれば「今のあなたなら◯◯をしてみてもいいだろう」と教えてくれるかもしれません。それは純粋な真実そのものではないかもしれませんが、自分なりにあれこれと考えを深めて方針を立てていくことには役立ちます。むしろ、創造主が把握している客観的な真実だけを聞いていると、かえって1人の人間としての自分なりの方針を立てることが難しい時もあります。

エンティティたちの個性に触れることには意義がある

また、エンティティたちには、創造主にはないような個性がそれぞれにあります。

何かとフランクに話しかけてくるエンティティもいれば、厳しく叱咤激励してくるエンティティもいます。問題に対する解決策をストレートに告げてくるエンティティもいれば、こちらが聞いていないことまであれこれアドバイスしてくるお節介なエンティティもいます。そして、エンティティたちには独自の意見や見解もあります。

こうした個性に触れることを目的とするならば、創造主ではなくてエンティティたちと対話する方が適しています。

「わざわざエンティティたちの個性に触れる必要などない」と思う人もいるかもしれません。しかし、少し考えてみてください。

確かに「客観的な真実を知りたい」という目的だけであればこうした個性に触れる必要は必ずしもありません。しかし、エンティティたちが持っている個性に触れるからこそ生まれる感慨や喜びもあります。

アセンデッドマスターが湛えている毅然さに触れて「自分もいつかこうなりたい」と憧れを持ったり、天使の明るさに触れて心が安らいだり……というように、エンティティたちと対話することで、創造主という無属性=全属性のエネルギーに触れているだけでは得られない体験をすることができます。

また、人間同士でもずっと同じ相手とだけ話している飽きてきますし、自分の考えもだんだん凝り固まってきます。これは創造主が相手の対話でも同じで、ずっと創造主とだけ対話していると飽きが生まれてきかねませんし、宇宙の多様な在り方に対する視野が広がるということもありません。そこであえてエンティティたちの個性に触れることは、自分に良い刺激を与えてくれます。

そして何より、この世に人間として生まれてきたということは、単に創造主の真実を直接的に知るということだけ望んでいるわけではないでしょう。むしろ、真実を知るために、創造主の真実を直接的に知ることに比べれば間接的で、遠回りかもしれない体験をしながら感慨を深めていくことをも望んでいるということでもあります。

平たく言えば、「私たちは様々な体験をすることで成長していく」と言えるかもしれません。そして、この成長のプロセスの一部としてエンティティたちとの対話を位置づけることができます。

(客観的な真実からはズレているのだとしても)エンティティたちの様々な意見を聞き、そしてエンティティたちの様々な個性に触れることは、「様々な体験をしたい」という望みに沿った形で私たちを育んでくれるものです。「創造主の純粋な真実だけに触れていればそれで十分」という方がむしろ発想としては貧しいのかもしれません。

おわりに

ここまで見てきたような事情を考えると、エンティティたちと対話をすることは決して無駄な行為ではないと言えます。むしろ、エンティティたちと対話することは、私たちの人生をより豊かにし、私たちを育んでくれるものになり得るのではないでしょうか。

シータヒーリングを実践しているからといって、創造主とだけしかチャネリングしてはいけないということはないのです。「創造主を介さずにエンティティたちにアクセスすると不利益が生じ得る」という点にさえ気をつけていれば(これは創造主を介してアクセスすれば解決することです)、エンティティたちと触れ合うことに問題はありません。

最後に、シータヒーリング創始者のヴァイアナ・スタイバルによる、天使のエネルギーに触れることについての記述を引用しておきたいと思います。はたしてヴァイアナは、天使(という創造主以外のエンティティ)のエネルギーに触れることを下等な行為だとか無駄だとかと考えているのでしょうか?下記の引用は、その答えがNOであることを示しているでしょう。

天使たちに具体的な手助けや癒しをお願いしてしまうと、あなたには第5層の規則に従う義務が生じてしまいます。[…]しかし、第7層に行って同じことを頼めば、すべてなるものの創造主が第5層の天使を遣わせて目的を果たしてくれることでしょう。この場合は、あなたは第5層の規則には全く縛られずに済むのです。以上のことは天使の存在をおとしめようとして言っているのではありません。天使のエネルギーに触れることはとても素晴らしい体験です。

ヴァイアナ・スタイバル『シータヒーリング』p. 306

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