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カネコケンタロウ
ヒーリングサロン メルキーズ主宰
東京在住の男性ヒーラー。幼少期から精神世界に関心を持ち、10代からエネルギーワークを実践。2014年からスピリチュアルヒーリングの研鑽を積み、2016年に独立してヒーリングサロン メルキーズを設立。癒しを求めるお客様にヒーリングのセッション・ワークショップをご提供している。近年では、トルコ人向けのワークショップを開催するなど、海外向けの活動も積極的に行う。

創造主とつながるってどういうこと?

このレクチャーでは、シータヒーリングで出てくる「創造主とつながる」という概念を解説します。「創造主とつながる」という概念はシータヒーリングの中核とも言えるものですが、根本的なところで誤解してしまっている人も少なくありません。

特に、初心者にありがちな「うまく創造主につながれません」という悩みは、「創造主とつながる」という概念を誤って捉えていることに由来しているケースも多くあります。

ここでは、「創造主とつながる」という概念を整理していきます。

目次

はじめに

シータヒーリングのインストラクターとして活動していると、「うまく創造主につながれていない気がするんです」「創造主にちゃんとつながれているかどうかチェックしてほしいです」というご相談をたくさんいただきます。たまにではなく、本当にたくさんです。気持ちはよく分かります。なぜなら、私も同じように悩んでいましたから。

2014年1月に私も初めて基礎DNAセミナーを受講して、まず浮かび上がってきたのが「自分はちゃんと創造主とつながれているだろうか?」という疑問でした。私も同じ道を通ってきたのですね。最初に習ったインストラクターさんからは「ちゃんとつながれていますよ」と言われていましたが、疑問はどうしても消えず、様々なインストラクターさんに相談させていただいたものでした。

いつでも創造主とつながっているなら、上昇法で創造主につながるのはなぜ?

さて、「創造主とつながる」という概念を整理するにあたって、かつて私が疑問に思っていたことから話を始めたいと思います。

かつて私がうまく理解できなかったのは、ヴァイアナが「私たちはいつでも創造主につながっている」とも言っていることでした。例えば、書籍『シータヒーリングQ&A』でヴァイアナは「本来は、いつも第7層とつながっています」(p. 31)と述べています。

「いつも創造主につながっているなら、なぜわざわざ上昇法で創造主につながらなければならないのか?」私はそう疑問に思いました。あなたもそう疑問に思っているかもしれません。

結論から言えば、この疑問はこう考れば解決します。

「創造主とつながる」という言葉の意味は複数ある。そして、「私たちはいつでも創造主につながっている」と言う時と、「上昇法で創造主につながる」と言う時とでは、「創造主とつながる」という言葉の意味が違うのだ、と。

これがどういうことか、整理していきましょう。

「創造主につながる」という言葉の2つの意味

1. 創造主のエネルギーからできている

まず、「私たちはいつでも創造主につながっている」ということについて。

「私たちはいつでも創造主につながっている」とは、言い換えれば「私たちは創造主のエネルギーからできている」ということです。これは人間だけではなく、すべてのものに当てはまります。第1層から第6層まで、すべての存在は創造主のエネルギーから出来上がっています。すべての存在は創造主のエネルギーが形を変えたものにすぎません。

この「創造主のエネルギーからできている」ということを「創造主につながっている」と言うならば、私たちはいつでも100%創造主につながっていると言えます。

ヴァイアナ自身の説明も引用しましょう。2018年8月のウェブセミナー“Limitless Possibilities“で、ヴァイアナはこう述べています。

第7層のエネルギーは、そこに行くと、あなたは存在する原子すべてとつながります。粒子・陽子・原子を作り出しているこのエネルギーにあなたはつながっています。私たちはこのエネルギー[=第7層] に結局いつもつながっています。私たちは原子であり、私たちは分子です。ですから本当は、私たちは創造主といつでもつながっているのです。

ヴァイアナの論法を整理すれば、

  • 私たちは原子である
  • 原子は創造主のエネルギーから作り出されている
  • その意味では「私たちはいつでも創造主とつながっている」と言える

となるでしょう。

2. 意識のチャンネルを創造主に合わせる

その上で、「上昇法で創造主につながる」ということについて。

「上昇法で創造主につながる」と言う時の「創造主につながる」という言葉は、「意識のチャンネルを創造主に合わせる」という意味合いで言われています。

私たちが創造主のエネルギーからできあがっているからと言って、私たちは普段、必ずしも創造主に意識のチャンネルを合わせているわけではありません。目の前のスマホに集中していたり、夕食を味わっていたりと、第3層での物事に意識を集中させていることが大半だと思います。そういう時は、創造主と対話したり、創造主に何かをコマンドしたりすることはしていないはずです。

上昇法でやっているのは、この意識のチャンネルを創造主に合わせることです。シータヒーリングでは、この「意識のチャンネルを創造主に合わせる」ということも「創造主につながる」と表現されています。

ここでも、ヴァイアナ自身の説明を引用します。ウェブセミナー“Limitless Possibilities“で、ヴァイアナは上の引用に続けてこうも述べています。

ですが、シータヒーリングでは、あなたの脳・ボディ・マインド・スピリットがこのつながり[=創造主とのつながり]を知って感じ取れるようにトレーニングしています。[中略]私たちは、脳が「自分はすべてのものとつながっている」と気づけるようにトレーニングする瞑想法をあなたに教えています。

すなわち、シータヒーリングで学ぶ瞑想法は「私たちと創造主との絶え間ないつながりを自覚するための方法」なのです。

ここまでのまとめ

ここまでをまとめます。

「創造主とつながる」という言葉は、「創造主のエネルギーからできている」という意味と「意識のチャンネルを創造主に合わせる」という意味の2つの意味で使われることがあります。

このように捉えると、「私たちがいつでも創造主とつながっているならば、なぜ上昇法で創造主につながらないといけないのか?」という疑問は、2つの異なった事柄に対して同じ「創造主とつながる」という表現を使ってしまったから出てきたものに過ぎないと分かると思います。

「創造主から私たちは切り離されている」という最大の誤解

さて、ここまで「創造主とつながる」という言葉には2つの意味があるということをお話ししてきました。最後に、「創造主とつながる」という概念についてしばしば見られる最大の誤解について指摘したいと思います。

「上昇法で創造主につながる」という言葉に引きずられてしまうのか、こんな誤解をしてしまう人がいます。

「創造主のエネルギーはどこか遠くにあるもので、私たちからは切り離されている。上昇法をした時だけ、私たちは創造主のエネルギーに触れることができる。」

これがどう誤解なのか、もうお分かりになりますでしょうか。そうです、「創造主のエネルギーは私たちから切り離されている」と捉えているところがおかしいですね。上昇法をするしないに関わらず、私たちは最初から創造主の一部です。上昇法をするのは、そこからさらに意識のチャンネルを創造主に合わせているだけなのです。

「うまく創造主につながれません」という悩みを持っている方は、まずはこの誤解に陥っていないかどうかを確認してみてください。創造主という、自分には無縁で、どこか遠くにあるエネルギーにつながりにいくというイメージを上昇法に対して持っているとしたら、そもそもの捉え方がズレているかもしれません。最初から私たちは創造主の一部で、その上で、上昇法をして意識のチャンネルを創造主に合わせているだけです。

まとめ

このレクチャーでは、「創造主とつながる」という概念について整理してきました。

今回お話しした内容は、「自分はちゃんと創造主とつながれているだろうか?」という疑問を解消する上でまず押さえておきたいことです。もちろん、このポイントだけで疑問がすべて解消するとは言いません。「私たちは最初から創造主の一部だということは分かった。それでも、自分が意識のチャンネルを創造主に合わせられているかどうか分からない」という疑問が残る人もいるでしょう。これは「あなたと創造主」というセミナーが作られたほどの深いテーマでもあります。これについてはまた別の機会についてお話しするとしましょう。

今日のお話が「創造主とつながる」という概念について整理して理解するきっかけになっていれば幸いです。

この記事を書いた人

東京在住の男性ヒーラー。幼少期から精神世界に関心を持ち、10代からエネルギーワークを実践。2014年からスピリチュアルヒーリングの研鑽を積み、2016年に独立してヒーリングサロン メルキーズを設立。癒しを求めるお客様にヒーリングのセッション・ワークショップをご提供している。近年では、トルコ人向けのワークショップを開催するなど、海外向けの活動も積極的に行う。

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